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	<title>カメラ・ライフ Web Site &#187; CL Column</title>
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	<description>カメラは毎日を楽しくハッピーにする</description>
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		<title>No.5　三千院庭園</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3764</link>
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		<pubDate>Mon, 07 May 2012 06:57:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[安井智洋の「庭園のススメ」]]></category>

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		<description><![CDATA[写真家・安井智洋さんによるコラム「庭園のススメ」第4話は「三千院庭園」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/05/yasui_05_02.jpg" alt="" title="yasui_05_02" width="440" height="440" class="aligncenter size-full wp-image-3490" /><br />
HASSELBLAD 503CXi　PlanarCF80mmF2.8　Kodak PORTRA160VC<br />
<br />
揺れるバスの中で私は高揚する気持ちを抑えきれずにいた。<br />
ガイド本で何度も眺め、ずっと前から訪れたかった場所に向かっていたのだ。<br />
京都大原にある三千院。<br />
有清園、聚碧園と呼ぶ2つの庭園がある紅葉の名所だ。</p>
<p>バスを降り三千院へと続く参道を登りきった先に、<br />
新緑に囲まれた聚碧園は姿を現す。<br />
境内から眺める庭園は、周りの大樹が覆いかぶさって緑一色の景観が広がっている。<br />
新緑に染められた空間は、大樹の隙間から差し込む木漏れ日を受けて<br />
生き生きとした表情を見せ、まるで目覚めの時をむかえているようだった。</p>
<p>境内から寺院内に入ると赤い絨毯が敷きつめられた場所に出る。<br />
お茶をいただいてしばらく内庭を眺めていると、<br />
子供の頃、縁側に入る暖かい光が心地よくて<br />
寝転がってひなたぼっこをしたのを思い出した。<br />
懐かしさも重なるそんな一つ一つの出来事に出会うたび、<br />
私はどんどん庭園に惹かれていく。</p>
<p>再び境内に戻り奥に進むと、<br />
大きな杉の木に囲まれ辺り一面青みを帯びた神秘的な世界が広がった。<br />
これなのだ。<br />
私をここまで向わせ、ずっと見たかった光景。<br />
耳をすませば鳥の鳴き声が響き、風にゆれる葉っぱの擦れる音さえも鮮明に聞こえてくる。<br />
想像以上の森厳さは、人の心を動かさずにはいられない。</p>
<p>ふと足下を見ると、苔で埋めつくされた大海原が広がっており、<br />
思わず息をのんでしまう。<br />
カメラを構えファインダーを覗くと、<br />
苔と同化しているかのような小さなお地蔵さんが、<br />
手を合わせてこちらにニッコリ微笑みかけていた。<br />
アイレベルのファインダーでは気づかなかったであろう。<br />
被写体を覗き込むように見つめるハッセルならでは視点が、<br />
この庭園で起きる小さなドラマを切り取れるのだ。</p>
<p>昔も今も変わらず深い森の中にひっそりと存在し、<br />
来る人を静かに迎え入れる場所。<br />
次は季節を変えて訪れてみたい。<br />
真冬に白銀世界となったこの場所を想像し、<br />
少しずつ沸き立つ興奮を心の中で感じた。<br />
<br />
<strong>写真と文：安井智洋</strong>（やすい・ともひろ／写真家）<br />
1981年島根県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。<br />
広告制作会社写真部を経て独立。広告、雑誌などで活動。<br />
日々の中からテーマを見つけて、作品制作をしている。<br />
<a href="http://yasui-t.com/">http://yasui-t.com/</a></p>
]]></content:encoded>
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		<title>第6話　変わっていくことを受け入れていくこと</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3739</link>
		<comments>http://cameralife.jp/cl-column/3739#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 07 May 2012 06:57:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[山下隆博の「多摩川をなぞる」]]></category>

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		<description><![CDATA[写真家・山下隆博さんのコラム「多摩川をなぞる」の 第5話は「変わっていくことを受け入れていくこと」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/04/tamagawa_06.jpg" alt="" title="" width="440" height="438" class="aligncenter size-full wp-image-3520" /><br />
HASSELBLAD 500C/M　Planar80mmF2.8　FUJIFILM ACROS100<br />
<br />
事業仕分けで話題となったスーパー堤防。<br />
多摩川でも完成している所もあれば、絶賛工事中の所もある。<br />
東急田園都市線二子玉川駅からほど近いエリアでは<br />
数年前から反対運動が盛んに行われている。<br />
ここは映画「釣りバカ日誌」にも登場し、毎年花火大会の時には多くの人で賑わう。<br />
花見の頃には桜並木が目に眩しい場所だ。<br />
歩いていると黄色いビニールテープで作られた飾りや、<br />
スーパー堤防反対の抗議文がゴテゴテと桜の樹にくくり付けられていた。</p>
<p>「私を切らないで」<br />
「2.7メートルもの高い泥の壁はいらない」<br />
「美しい景観が損なわれる」</p>
<p>その脇には堤防建設の必要性を訴える行政の掲示物がある。</p>
<p>「100年に一度起こるかもしれない大洪水に備える」<br />
「大地震に備える」<br />
「より良い生活環境を」</p>
<p>先日この場所へ久しぶりに桜はどうなったのかと思い行ってみた。<br />
残念なことに桜の樹は花を咲かせることなく枯れていた。<br />
堤防は概ね建設の方向で動いていた。</p>
<p>安全を得るために歴史や思い出を犠牲にしなければいけないのであれば、<br />
安全など必要ないのかもしれない。<br />
しかし、それら全てが流されてしまうのであれば、<br />
多少の犠牲は仕方のないことなのかもしれない。</p>
<p>そんなことは意に介さずに多摩川は今日も流れ続けている。<br />
古くは万葉集に登場し、人々に「暴れ川」と呼ばれていた頃よりずっと昔から<br />
その流れを絶えることなく人と共にあり続けていたのだと思うと、<br />
今のこの状態も多摩川にとっては一時の些細なことなのかもしれない。</p>
<p><strong>写真と文：山下隆博</strong>（ヤマシタ・タカヒロ／写真家）<br />
1984年北海道生まれ。日本写真芸術専門学校2部卒業。<br />
現在は東京にてインドや河川、原発問題などを扱い活動をしている。<br />
<a href="http://takahiro-yamashita.co.uk/">http://takahiro-yamashita.co.uk/</a><br />
【写真展のお知らせ】<br />
2012年6月11日（月）よりギャラリー<a href="http://www.placem.com/">PLACE M</a>にて写真展「多摩川をなぞる」、<br />
同ミニギャラリーにて「varanasi2008」を開催予定。6月17日（日）まで。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>No.17　コンタクトシートに学ぶ</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3756</link>
		<comments>http://cameralife.jp/cl-column/3756#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 01 May 2012 06:24:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[神戸眞平の「モノクローム　ライフ」]]></category>

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		<description><![CDATA[トラベルグラファー神戸眞平さんによるコラム「モノクローム　ライフ」
第17回は「コンタクトシートに学ぶ」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/05/2012_5.jpg" alt="" title="" width="670" height="447" class="alignleft size-full wp-image-3758" /><br />
撮影地：大分県由布院　OLYMPUS OM-1N　ZUIKO35mmF2　f11　1/125　NEOPAN400PRESTO<br />
<br />
マグナムに所属する写真家のコンタクトシートを集めた本が、昨年の暮れに発売されました。<br />
その名もずばり、「MAGNUM CONTACT SHEETS」という本です。<br />
鉄アレイの代わりに使えそうなくらいの重さがあり、値段もそこそこ高いのですが、<br />
ボリュームと内容を考えると、お買い得といえるかもしれません。</p>
<p>コンタクトシートとは、ネガフィルムを１枚の印画紙の上に置いて焼き付けたものです。<br />
ネガのままだと写っているものがわかりづらいですが、コンタクトシートならば一目瞭然です。<br />
選ばれた写真の前後に、どのようなカットが撮られていたのかもわかるので、<br />
実際の撮影の流れや、現場の舞台裏を知る手がかりにもなります。<br />
マグナムは報道系が中心の写真家集団なので、僕が撮る被写体とは違いますが、<br />
有名な作品が写された過程を知ることは、自分の写真にもプラスになるように思います。<br />
「MAGNUM CONTACT SHEETS」のほかに、コンタクトシートを扱った本としては、<br />
日本の写真家を取り上げた、「写真家のコンタクトシート探検」があります。<br />
こちらは報道以外のジャンルも含んでいて、価格や重さが手頃で購入しやすくなっています。<br />
コンタクトシートは写真展で展示されることもありますが、一般にはあまり目に触れることはありません。<br />
撮影の過程や捨てカットを公開することは、手の内をさらけ出すことになるので、<br />
他人には見られたくないという、撮影者の心理が働くのかもしれません。</p>
<p>モノクロの時代は、コンタクトシートはネガを整理するために必要なものでした。<br />
しかし、カラーの時代が到来して、ポジフィルムが使われるようになると、<br />
印画紙に焼かなくても、フィルムを見れば何が写っているのかわかるようになりました。<br />
さらにデジタルの時代になり、前後のカットがフィルムのように物理的に隣り合うことがなく、<br />
不要なカットを消去できるようになると、撮影の連続性を見る機会はさらに少なくなった気がします。<br />
コンタクトシートは、デジタル時代からすれば過去の遺物のように思われるかもしれませんが、<br />
「MAGNUM CONTACT SHEETS」や、「写真家のコンタクトシート探検」などの本には、<br />
デジタルで撮影をしている人にとっても、役に立つ情報が多く含まれていると思います。<br />
１本のフィルムから、どうしてそのカットが選ばれたのかを考えたり、<br />
どのような流れで、実際の撮影がされていったのかを想像してみたり、<br />
トリミングや覆い焼き、焼き込みの有無なども注意しながら見ると、とても参考になります。<br />
コンタクトシートの中には、無限のヒントが隠されているのかもしれません。<br />
<br />
<strong>写真・文　神戸眞平</strong>（ごうど しんぺい／トラベルグラファー）<br />
１９６２年大阪生まれ。東京育ち。<br />
広告の仕事をしながら、日本全国津々浦々、海岸線を中心に撮り歩く。<br />
この春から夏にかけては、関東近郊をモノクロフィルムで旅することを計画中。<br />
主な移動手段は、列車とバス、そして徒歩。</p>
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		<item>
		<title>No.16　月光</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3730</link>
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		<pubDate>Mon, 02 Apr 2012 02:08:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[神戸眞平の「モノクローム　ライフ」]]></category>

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		<description><![CDATA[トラベルグラファー神戸眞平さんによるコラム「モノクローム　ライフ」
第16回は「月光」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/04/2012_4.jpg" alt="" title="" width="670" height="447" class="alignleft size-full wp-image-3731" /><br />
撮影地：北海道奥尻　OLYMPUS OM-1N　ZUIKO50mmF1.8　f8　1秒　NEOPAN400PRESTO<br />
<br />
月光という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。<br />
ポピュラーやクラシックの曲名だったり、本や写真集のタイトルだったり、<br />
年配の人にとっては、ちょっと懐かしい月光仮面かもしれません。<br />
僕の場合は思いつくもののひとつに、印画紙があります。<br />
引き伸ばしをする時に、いつも月光という紙を使っていました。<br />
 　<br />
月光（ＧＥＫＫＯ）は、三菱製紙の白黒用印画紙の名前です。<br />
その昔は月光を始めとして、富士フイルムのフジブロなど数多くの印画紙がありました。<br />
中でも僕が月光を選んだ理由は、冷黒調と呼ばれる黒の発色が気に入っていたからです。<br />
なおかつ、表面の艶を抑えた半光沢紙を使っていました。<br />
一般には、白と黒の諧調が綺麗に見える光沢紙が好まれるようですが、<br />
天の邪鬼かもしれませんが、僕の写真には光らない紙のほうがいいと感じていたのです。<br />
その月光も、数年前に製造中止になってしまいました。<br />
カメラ店の暗室用品売場も縮小されてしまい、時代の趨勢とはいえ一抹の寂しさがあります。<br />
最近はインクジェットプリンタを使って、明るい部屋の中で手軽にプリントができるようになりました。<br />
便利でよいことですが、それと引き換えに経験できなくなってしまったこともあるように感じます。<br />
暗室の中で橙色の電球に照らされながら、真っ白な印画紙に画像が浮かび上がってくる瞬間は、<br />
写真が持つ神秘的な雰囲気に触れることができる、貴重な時間だったように思います。</p>
<p>露光防止用だと思いますが、月光の箱には１枚の黒い紙が入っていました。<br />
僕はこの紙を、レンズフードの代わりとして使っていました。<br />
三脚で撮る時に右手はケーブルレリーズを握っていますが、左手は空いています。<br />
その空いた左手で黒い紙を持って、ハレ切りをするのです。<br />
フードにはかさ張るものがありますし、レンズごとに持ち歩くのは大変ですが、<br />
１枚の紙ならば折ってポケットに入りますし、それだけですべてのレンズに対応できます。</p>
<p>一度は消えた月光ですが、しばらく前にインクジェットプリンタ用紙として復活しました。<br />
思い出のある月光を、新しい形であってもまた使うことができるのは嬉しいことです。<br />
引き伸ばし機からインクジェットプリンタへと、時代は移り変わっていきますが、<br />
これからもずっと、月光とは末長くお付き合いをしていきたいと思っています。<br />
<br />
<strong>写真・文　神戸眞平</strong>（ごうど しんぺい／トラベルグラファー）<br />
１９６２年生まれ。<br />
北は北海道から南は沖縄まで、列車とバスを乗り継ぎながら、<br />
モノクロとカラーの二刀流で写真を撮り、文章を書く、トラベルグラファー。<br />
基本的にはアナログ人間だが、最近はデジタル一眼の使用が増えている。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>第5話　雪の次に起こること</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3575</link>
		<comments>http://cameralife.jp/cl-column/3575#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 16 Mar 2012 05:42:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[山下隆博の「多摩川をなぞる」]]></category>

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		<description><![CDATA[写真家・山下隆博さんのコラム「多摩川をなぞる」の 第5話は「雪の次に起こること」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/03/tamagawa_05.jpg" alt="" title="" width="433" height="440" class="aligncenter size-full wp-image-3520" /><br />
HASSELBLAD 500C/M　Planar80mmF2.8　FUJIFILM ACROS100<br />
<br />
何年前だったかのある日、<br />
休みと積雪が重なり私は小田急線の和泉多摩川へ向かった。<br />
降り積もった雪には真新しい足跡がいくつか見られるが、<br />
人の気配をあまり感じられないのが新鮮で、<br />
白く塗りつぶされた河川敷で寒さに震えながらシャッターを切っていた。</p>
<p>少し離れた広い所に珍しく人の声というか、<br />
気配のようなものがあり近づいてみると、<br />
そこには制服を来た高校生数名が雪だるまを作っていた。</p>
<p>一人一つ、歪な形の雪だるまだ。<br />
彼らが手を真っ赤にしながらも笑顔で制作に没頭しているのを見ていたら、<br />
そんな野暮なことは言えないなと思った。<br />
泥や草、石にまみれた雪だるまになる前の大きな歪な雪の固まりを見ていると、<br />
何故だか彼ら自身と重なって見えてくる。<br />
これから何者になるか定まっていない彼らには<br />
春はとても遠いものに感じられているのかもしれない。<br />
けれど、彼らの“今まさに青春”という輝きが私には眩しかった。</p>
<p>彼らの眩しさに目をくらまされたのか、<br />
はたまた熱にあてられたのかはわからないが、<br />
別れ際に親指を上に向けて「青春最高だな!!」と叫んでいた。</p>
<p>今思えば恥ずかしい。<br />
というか、彼らにとっては意味の分からないおじさんだと思われていたのかもしれない。<br />
けれど、あの時に私は私のやり残してきたものを<br />
ようやく見つけられたような気持ちだったのかもしれない。</p>
<p>それを教えてくれた、今もどこかで何かに向かっている彼らにエールと感謝を送りたい。<br />
</p>
<p><strong>写真と文：山下隆博</strong>（ヤマシタ・タカヒロ／写真家）<br />
1984年北海道生まれ。日本写真芸術専門学校2部卒業。<br />
現在は東京にてインドや河川、原発問題などを扱い活動をしている。<br />
<a href="http://takahiro-yamashita.co.uk/">http://takahiro-yamashita.co.uk/</a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>No.4　高台寺庭園</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3546</link>
		<comments>http://cameralife.jp/cl-column/3546#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 12 Mar 2012 06:22:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[安井智洋の「庭園のススメ」]]></category>

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		<description><![CDATA[写真家・安井智洋さんによるコラム「庭園のススメ」第4話は「高台寺庭園」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/03/yasui04.jpg" alt="" title="" width="440" height="440" class="aligncenter size-full wp-image-3490" /><br />
HASSELBLAD 503CXi　PlanarCF80mmF2.8　Kodak PORTRA160VC<br />
<br />
私は上京する前、関西に住んでいたことがある。<br />
関西にももちろん庭園はたくさん存在する。<br />
特に京都は歴史的にも貴重な庭園が多い。<br />
その一つが京都の中心部にある高台寺庭園だ。</p>
<p>以前ここを訪れたときはちょうど紅葉シーズンの最中で、<br />
歩道は観光客で埋まり、自分のペースで拝観できなかった。<br />
今回は紅葉の時期を避けて再び訪れることにした。</p>
<p>人混みが苦手な私は、混む前の午前中を選んだ。<br />
その選択は大正解だった。<br />
朝のやわらかい光が庭園内の白い砂利に反射し、<br />
全体を幻想的な空気が包み込んでいたのである。<br />
光を放つ白い砂利を緑のコケが有機的な曲線を描いて囲んでいて、<br />
その上に整然と植えられた松をより印象的に見せていた。<br />
そんな光景をカメラでとらえると、<br />
やはり庭園は静寂な空間こそふさわしい。</p>
<p>回廊を進んでいくと、<br />
庭園の奥から大きな観音菩薩がひょっこり顔を出して現れる。<br />
そのあまりにも立派な佇まいに思わず手を合わせてしまい、<br />
写真を撮るのを休め、しばらく見入ってしまう。<br />
また寺院内の一角には現代作家の作品が展示されていた。<br />
新旧別時代に造られたものが、空間の中で不思議とかみ合い融合していた。<br />
まさに古を尊ぶ中から新しいものを創作する京都の文化が、<br />
一つの形で現わされていた。</p>
<p>思えば、この庭園自体を写真に写すのは初めてで、<br />
カメラを通して眺める光景は、様々な視点に気づかせてくれる。<br />
それは持っていないときと比べてまるで別世界のように違う。<br />
ものすごく細部が気になったり、<br />
ちょっとした違和感に敏感になる。<br />
ちょうどカメラがアンテナみたいに働いて、<br />
世界を意識して映してくれる感覚だ。</p>
<p>思えば昔から古いものが好きで、<br />
無意識に訪れた庭園は数知れない。<br />
あの頃感じた頭の中だけの記憶をたどり、<br />
今しか撮れないまだ見ぬ世界を、<br />
今度はカメラを携えて記録していきたい。<br />
<br />
<strong>写真と文：安井智洋</strong>（やすい・ともひろ／写真家）<br />
1981年島根県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。<br />
広告制作会社写真部を経て独立。広告、雑誌などで活動。<br />
日々の中からテーマを見つけて、作品制作をしている。<br />
<a href="http://yasui-t.com/">http://yasui-t.com/</a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>No.15　釣竿を持って</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3533</link>
		<comments>http://cameralife.jp/cl-column/3533#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 01 Mar 2012 01:46:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[神戸眞平の「モノクローム　ライフ」]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://cameralife.jp/?p=3533</guid>
		<description><![CDATA[トラベルグラファー神戸眞平さんによるコラム「モノクローム　ライフ」
第15回は「釣竿を持って」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/03/2012_3.jpg" alt="" title="" width="670" height="447" class="alignleft size-full wp-image-3534" /><br />
撮影地：神奈川県長谷　OLYMPUS OM-1N　ZUIKO28mmF3.5　f16　1/1000　NEOPAN400PRESTO<br />
<br />
僕はどちらかというと、山よりも海のほうが好きです。<br />
それは、海は世界のどこにでも繋がっている感じがするのと、<br />
さまざまなものが流れてくる可能性があるからです。<br />
海岸に行くと、いつも漂着物を探しながらうつむいて歩いています。<br />
はたから見るとうなだれた中年男ですが、当人は喜々として歩いています。<br />
自称、平成の伊能忠敬というほど海岸線をさまよっている僕ですが、<br />
残念なことに、いまだに金目のものを拾ったことはありません。<br />
ただ、砂浜に打ち上げられた魚は時々見かけます。<br />
あたりにどのような魚がいるのかがわかると、その海に少し近づけたような気がします。</p>
<p>以前はよく、カメラと一緒に釣竿を持ち歩いていました。<br />
三脚の長さを越えない短い竿と小さなリールならば、邪魔になりません。<br />
最初の頃は、朝食で残したキュウリなどをエサに釣っていましたが、<br />
魚もさすがに馬鹿ではないようで、まったく釣れません。<br />
撮影の合間にちょっと釣るだけですが、ウキがピクリともしないのはつまらないので、<br />
ほどなくキュウリは諦めて、きちんと餌を買うようになりました。<br />
釣具店がない時は、魚屋でアサリを買って餌にします。<br />
しかしある時、カメラやレンズにハエがブンブンたかるようになったので、<br />
どうしてだろうかとピントリングに顔を近づけてみたら、鼻が曲がりそうになりました。<br />
腐った磯のような臭いがするのです。<br />
生きたアサリを剥いた左手でレンズを触っていたので、臭いが移ってしまったのでした。<br />
それ以来、釣りをする時は手袋をするようにしています。<br />
真夏でもゴム手袋をしているので怪しい感じですが、カメラが臭くなるのは避けないといけません。<br />
防波堤で白いゴム手袋をしている男を見かけたら、それは僕かもしれません。</p>
<p>コンビニで肉まんとコーンポタージュを買って、釣りをしながら海で食べるのが冬の楽しみです。<br />
曇って寒い日だとわびしいですが、晴れた暖かい日には高級中華のように美味しく感じます。<br />
釣りも写真も、無心になれるところと収穫物があるところが似ています。<br />
ただ、僕の場合は何も釣れないことがほとんどで、<br />
わずかな収穫物といえば、打ち上げられた魚の写真だけなのが残念です。<br />
<br />
<strong>写真・文　神戸眞平</strong>（ごうど しんぺい／トラベルグラファー）<br />
１９６２年生まれ。<br />
北は北海道から南は沖縄まで、列車とバスを乗り継ぎながら、<br />
モノクロとカラーの二刀流で写真を撮り、文章を書く、トラベルグラファー。<br />
基本的にはアナログ人間だが、最近はデジタル一眼の使用が増えている。</p>
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		<title>No.14　ときにはデータも</title>
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		<pubDate>Wed, 01 Feb 2012 04:33:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[神戸眞平の「モノクローム　ライフ」]]></category>

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		<description><![CDATA[トラベルグラファー神戸眞平さんによるコラム「モノクローム　ライフ」
第14回は「ときにはデータも」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/2012_2.jpg" alt="" title="" width="670" height="447" class="alignleft size-full wp-image-3510" /><br />
撮影地：青森県野辺地　OLYMPUS OM-1N　ZUIKO24mmF2.8　f8　1/500　NEOPAN400PRESTO<br />
<br />
シャッター速度や絞り値を変えることで、写真も変わります。<br />
撮影時のデータと、実際に写した画像をならべて見ると、<br />
シャッター速度や絞り値が、写真にどのような影響を与えているのかがわかります。<br />
このシャッター速度ならば被写体ぶれをしないとか、手ぶれをしないとか、<br />
この絞り値で撮影をしたら、ボケがどのくらいになるのか、<br />
さらには、ファインダーで見たボケと実際の画像にどのくらいの差があるのか、などもわかります。<br />
　　<br />
デジタルカメラの場合は、撮影時のデータが自動的に記録されます。<br />
しかし、フィルムカメラの場合は、ごく一部の機種を除いて自分で記録をしないといけません。<br />
そのため、僕は小さなメモ帳を持ち歩いています。<br />
記録をする項目は、レンズの焦点距離、シャッター速度、絞り値、露出補正値、三脚の有無、<br />
撮影地などと、意外に役立つのが撮影をした日時です。<br />
季節や時刻によって光が変わるので、撮影日時は同じ場所をまた訪れる際に参考になります。<br />
他の人がどのくらい几帳面にデータを取っているのか知りませんが、出版社の人と撮影していた時、<br />
「これほどこまめに記録をしている人は、私はＳさんと神戸さんしか知らない」と半ば呆れられたので、<br />
僕は相当に熱心なほうかもしれません。<br />
しかし、メモをしていてシャッターチャンスを逃してしまわないように気をつけないといけません。<br />
そうならないように、何カットか撮影したところでまとめて記入をすることも多いのですが、<br />
記憶力がニワトリ並みで、３歩進むと忘れてしまうことが多い僕の場合は、<br />
数カット前のシャッター速度や絞り値も覚えていられないことがあるので、<br />
シャッターを切ったら、できるだけすぐに記入をするようにしています。</p>
<p>写真を撮り始めてかなりの年月になりますが、僕はいまでもメモ帳を持ち歩いています。<br />
メモをすることが撮影のリズムになっていて、苦にならないということもあります。<br />
慣れるまではメモをしながら撮ることは負担になりますし、その人の性格や撮影スタイルにもよるので、<br />
すべての人にお勧めできるというわけではありません。<br />
ただ、デジタルカメラで撮影をした場合は自分でメモをしなくても、<br />
カメラが自動的にデータを記録してくれて、誰でも簡単に確認をすることができるので、<br />
撮影データと実際に写した画像をならべて見たことがない人は、<br />
一度じっくりと見比べてみると、いままで気づかなかった面白い発見があるかもしれません。<br />
<br />
<strong>写真・文　神戸眞平</strong>（ごうど しんぺい／トラベルグラファー）<br />
１９６２年生まれ。<br />
北は北海道から南は沖縄まで、列車とバスを乗り継ぎながら、<br />
モノクロとカラーの二刀流で写真を撮り、文章を書く、トラベルグラファー。<br />
基本的にはアナログ人間だが、最近はデジタル一眼の使用が増えている。</p>
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		<title>第4話　猫LOVE1000％</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3519</link>
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		<pubDate>Wed, 01 Feb 2012 02:35:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[山下隆博の「多摩川をなぞる」]]></category>

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		<description><![CDATA[写真家・山下隆博さんのコラム「多摩川をなぞる」の 第4話は「猫LOVE1000％」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/tamagawa_04.jpg" alt="" title="" width="440" height="447" class="aligncenter size-full wp-image-3520" /><br />
HASSELBLAD 500C/M　Planar80mmF2.8　FUJIFILM ACROS100<br />
<br />
私は猫が好きだ。<br />
猫好きには猫を知覚する第六感のようなものが備わっているのではないのかと思う。<br />
普段道を歩いている時に何となしに横を見ると猫がいたり、<br />
近くにいそうだなと思っていると不意に猫が現れたり、<br />
車で走っていると塀の上に猫を見つけてしまったり。そういったことが度々ある。<br />
そんな話を猫好きの知人にしたところ、彼もまた同じようなことを言っていた。<br />
猫を意識し過ぎているだけなのかもしれないが、その第六感は実在すると私は信じている。</p>
<p>多摩川には猫の集まるキャットスポットがいくつかある。<br />
その中の二つについて今回は書こうと思う。<br />
一つは小田急線登戸駅から近い貸しボート屋付近だ。<br />
川沿いの商店あるいは飲み屋の店主や客などからエサを与えられているからだと思うが、<br />
ここには多くの野良猫がいる。<br />
晴れた日には歩道を挟んだ少しだけ開けたスペースでひなたぼっこをする姿を見ることができる。<br />
「触ってくれ」と言わんばかりの姿が道行く人を魅了して止まない。<br />
しかし触ろうかと思うと他の人が触り、<br />
終わったかと思うと別の人が来るのでなかなかタイミングが掴めないことだけが難点だ。</p>
<p>場所は変わって川崎競馬練習場付近のとある場所。<br />
ここでは可哀想なことに捨て猫たちのたまり場がある。<br />
初めて遭遇した時には、案の定彼らにとって私は敵にしか見えないようで、<br />
逃げられたり、威嚇されたりと対応は違えども拒絶を表す姿に何だか寂しい気持ちになってしまった。<br />
暫しうなだれながら彼らを観察していたら一人のおじさんが現れた。<br />
そのおじさんは猫たちの世話をしている人で、<br />
一日に一度はここへ来て様子を見たり、エサを与えたりしているそうだ。<br />
虐待を受けていたり、飼えなくなったから捨てられたりと、<br />
猫たちの悲しい境遇をおじさんは教えてくれた。<br />
エサをくれる人間だと認識している彼らはおじさんのところへ自然と集まってくる。<br />
その姿を見て、ここに来れた彼らは幸せなのかもしれないと思った。</p>
<p>あの素っ気ない態度。そう思わせておいてからの絡み。<br />
寝ている姿などは自由を目の前に突きつけられているようで悔しい。<br />
だがしかし、それら全てが私の心を癒してくれる最高の存在だ。</p>
<p><strong>写真と文：山下隆博</strong>（ヤマシタ・タカヒロ／写真家）<br />
1984年北海道生まれ。日本写真芸術専門学校2部卒業。<br />
現在は東京にてインドや河川、原発問題などを扱い活動をしている。<br />
2012年2月7日から<a href="http://tapgallery.jp/">TAP GALLERY</a>にて写真展「わすれて、わすれないで」開催。<br />
2月19日まで。<br />
<a href="http://takahiro-yamashita.co.uk/">http://takahiro-yamashita.co.uk/</a></p>
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		<title>No.13　徒歩１０分の春夏秋冬　</title>
		<link>http://cameralife.jp/cl-column/3501</link>
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		<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 03:14:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>CL編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[CL Column]]></category>
		<category><![CDATA[神戸眞平の「モノクローム　ライフ」]]></category>

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		<description><![CDATA[トラベルグラファー神戸眞平さんによるコラム「モノクローム　ライフ」
第13回は「徒歩１０分の春夏秋冬」です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://cameralife.jp/wp/wp-content/uploads/2012/01/2012_1.jpg" alt="" title="" width="670" height="447" class="alignleft size-full wp-image-3502" /><br />
撮影地：東京都練馬　OLYMPUS OM-1N　ZUIKO28mmF3.5　f8　1/250　NEOPAN400PRESTO<br />
<br />
家から１０分ほどのところに自然豊かな池があり、子供の頃は毎日のように遊びに行っていました。<br />
ここしばらくは疎遠になっていましたが、数年前に久しぶりに行ってみると何ともいい感じなのです。<br />
それ以来、僕は毎週のようにカメラを持って池のほとりを歩くようになりました。</p>
<p>昔は池のまわりは整備されていなくて、まとまった雨が降ると道はどろどろになり、<br />
そこを自転車で走るのが、むしろ楽しかったりしたものです。<br />
いまでは立派な遊歩道ができて、雨でも足元を気にせずに歩けるようになりました。<br />
そのかわり、自然の雰囲気は少し薄らいでしまった感じがします。<br />
子供の頃は四ツ手網を持っていて、追い込み漁をして遊んでいました。<br />
モツゴやハゼ、エビなどが獲れて、家に持ち帰って育てていたものです。<br />
いま考えれば、とても綺麗とはいえない池の中によく入れたものだと思いますし、<br />
そもそもいまは、池の中に入ろうものなら怒られてしまうかもしれません。<br />
そのほかの楽しみといえば、ザリガニ釣りでした。<br />
遠くから親子連れが来て、コツが掴めずに１匹も釣れなかったりすると、<br />
かわりに釣ってあげて、お礼に梨をもらったこともありました。<br />
最近もザリガニを捕っている子供を見かけますが、昔ほど大きいものはいないようです。<br />
サギなどの野鳥や、ブラックバスなどが増えたせいかもしれません。<br />
池にはカワセミもいて、カメラマンたちの格好の被写体になっています。<br />
しかし僕は、サギだのカモだのアヒルだのといった鳥も好きです。<br />
カモなどは表情も豊かで、餌を貰えそうだと思うと寄ってきますし、<br />
何も貰えないとわかると、驚くほど速いスピードで去っていきます。<br />
カモ同士の抗争やアヒルとの確執もあったりして、ちょっと人間臭い感じもします。<br />
冬になると池に張る氷も、以前に比べるとずいぶん薄くなりました。<br />
昔は子供が乗っても大丈夫なほど厚かったのですが、いまは張ったとしてもカモが乗れるくらいで、<br />
カモでさえ、うっかりしていると氷が割れて池に落ちてしまうことがあります。<br />
これも、地球が温暖化している影響なのかもしれません。</p>
<p>毎週のように池に行っていると、春夏秋冬、季節の移り変わりが手に取るようにわかります。<br />
このような場所が家の近くにあることは、とても贅沢で幸せなことなのでしょう。<br />
今年もまた池のまわりを撮り歩いて、四季それぞれの美しさを堪能したいと思っています。<br />
<br />
<strong>写真・文　神戸眞平</strong>（ごうど しんぺい／トラベルグラファー）<br />
１９６２年生まれ。<br />
北は北海道から南は沖縄まで、列車とバスを乗り継ぎながら、<br />
モノクロとカラーの二刀流で写真を撮り、文章を書く、トラベルグラファー。<br />
基本的にはアナログ人間だが、最近はデジタル一眼の使用が増えている。</p>
]]></content:encoded>
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